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江上剛氏は元第一勧銀(現みずほ銀行)の支店長でありながら、退職して作家になり、映画化もされた高杉良氏の小説「呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ」のモデルとなった人でもある。
私たちがみずほ銀行から受けた被害についても
先日の朝日新聞に書いてくださった、本当に素晴らしいお人柄の方である。
以下は江上氏への
インタビュー録 「企業不祥事」が繰り返されるのはなぜかである。
「衝撃的だったのは、1997年の「第一勧銀総会屋資金供与事件」です。
歴代頭取も含めて十数人の逮捕者が出たうえ、元頭取の一人が自殺するという悲惨な事件」
「5000万でこれだけの騒ぎになるんだったら、もし40億円のほうが発覚したら抑え込めない、第一勧銀は潰れるほどダメージを被るかもしれないと、僕は思ったんですね。だからそのとき会長や頭取に直訴したし、自分がやってきた過去の隠蔽を反省しました。」
「顧問弁護士からして「こんな融資(先の40億円の案件)は不正でも何でもない。バブルの頃にはよくあったでしょう。大蔵省の検査をごまかすのも、どの銀行だってやっていることでしょう。強制捜査はないですよ」なんて会議の場で発言する」
「バブル経済を境に変わってしまったと僕は思うんです。金融だけが異常に膨張し、
銀行員が拝金主義に陥り、信用を失う代わりに数々の不祥事を起こした。」
「
この国は、バブルから今日にかけて欲望だけを無制限に肥大化させてしまい、神のない国になってしまったからです。そう思いませんか? もう一度、神を取り戻す必要があるのではないでしょうか。」
銀行がいかに腐っているか、それは銀行の内部を知る人間にしかわからないことである。本当に優秀でまともな人間はこのような銀行のやり方についていけない。だからこそ江上氏のような人が出てくるのである。
江上氏の著作は多くがこのような銀行内部の、外からはうかがい知る事の出来ない、驚くべき実体験に基いて描かれている。日本の銀行がいかに「社会的責任」という倫理をかなぐり捨て、平気な顔をしているか、それを痛感させるものである。
江上氏の
一連の著作
江上氏最新作 『絆』
『絆』について書かれたブログ
江上剛氏本人のブログ
ブッシュ米大統領は6日、低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題に対応するため、ローン金利水準の凍結などを盛り込んだ新たな対策を発表。
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ロイター
AFP
朝日新聞
アメリカでは政府も金融機関も何とか、被害者たちが家を手放すことのないように対策をしているのである。一方、日本ではバブルの個人被害者には一切の救済措置が無かった。そして
みずほ銀行は、私たちから家を奪うのがどれだけ正当なのか、それを国会議員などに一生懸命説明して回っているのである。「家を守りましょう」と私たちに言ってきた過去は、全く棚に上げてである。
私たちが銀行から受けた融資は「大型フリーローン」という元金据え置きの利息だけ返せばいい、というタイプのものだった。そして、名義人の死亡時に元金を返せばいいのだ、と。それが相続税対策になるのです、と説明を受けた。
そして私たちは生活を困窮させながらも、利息は返し続けていた。そうやって1億4千万円を20年かかって返済してきた。しかし
みずほ銀行は、名義人の死亡時という最初の説明とは違い、2003年ごろから元金の返済を要求してきた。そして結局、「あれはバブルだったから」という一言だけで自宅を競売にかけてきたのである。
国民の税金を3兆円投入され、今では奇跡的な業績回復をし、提携企業には大規模債権放棄をしておきながらである。それでも
みずほ銀行は何の説明もしなかった。
そもそも私たちはローンで家を買ったのではない。1920年代から持っていた土地である。そこを銀行は「守りましょう」、そのためには銀行の提案する相続税対策として借金をしないと大変なことになります、そういってきたのである。それでも
みずほ銀行は説明責任を完全放棄したまま自宅を競売にかけたのである。
ご報告
先月末、みずほ銀行側の申請を受け、裁判所から競売を取り下げる通知がありました。とりあえず、90歳になる名義人は新年をこの家で迎えることができることになりました。
しかし、みずほ銀行は自身のした行為に対する説明をまだ一切していません。また問題がこれで解決されたわけでも全くありません。みずほ銀行が国民の税金で救済されたという過去を踏まえ、自身の社会的・道義的責任を認識し、私たちの件および同様ケースについて誠実に対応し、今までの説明責任を完全に放棄した姿勢を改めるよう求めていきたい。
私たちの被害はまさに氷山の一角に過ぎないのであり、この問題に銀行がどう対応するかという点に、日本の銀行業界が、バブル時代に行った非常識極まる融資の過去とどう向き合い、そして顧客という存在をどう考えているのか、まさにそれが問われているのである。
銀行の担う金融業とは国民生活と深い関わりを持っているのであり、銀行が私たち家族に対し行ったように自身の社会的責任を全く放棄するような行為を平気でするという事実を広く社会に伝えなくては考えます。
それは日本では法律上銀行融資に関する規制がないという先進国では考えられない反社会的事態の上に起きたことです。それはこのブログを読む一人一人の消費者にとっても、いつ銀行被害者になるかもしれない、というとても身近な事態なのだということを是非ご理解頂ければと願っています。
最後にみずほ銀行の「詐欺まがい」の行為およびそれに付随した無責任・不誠実・強圧的な態度に対し、問題意識を共有し、協力してくださった全ての皆さん、そしてこのブログを読んでくださっている皆さんに感謝いたします。これからもブログは続けていきます。
ちなみに英訳してからは海外からも反響がきており、これからはこの問題を世界に向けて発信していきたいと思っています。